2011年7月30日土曜日

横浜「SEA BASS」第1回

 上り東海道線の9番線でと待ち合わせ。北口の駅前からバスに乗せらました。桟橋のある横浜港、ああ、なんという初夏の晴れやかな水平線と空の青さ。皆さんの気持ちの優しさが風のように明るく包んでくれます。

 女性みなさん、Iさん、Aさん、横浜在住のKさんと横浜に来ました。Kさんの案内がなければ私達、多分、よくは知らないわけではないけれど、随分Kさんの土地勘が私達をのんびり気ままにあそび回らせてくれました。

 私「Kさん、確かこのあたりに紅い靴はいてた女の子の像があった筈だけど?」

探し回りましたがありませんね。Kさんが急いで氷川丸の船舶の傍で、係員のおじさんを捕まえて聞いています。戻って来るなり、云われました。
 
 Kさん「随分前にもう通り来てしまったみたい。戻るのは大変でしょう。何処かこのあたりで何か飲みましょうよ。」

 Kさんは私の携帯で突然、呼び出されのです。もしかしたら何も食べず駆けつけて来てくれたのかも。
 私と残りの二人のIさん、Aさんは昼近く平塚美術館の帰りにIさんの元上司のクマさんに平塚で<ウナギ屋>へ連れてってもらったのです。充分とクマさんに飲み食いさせて頂き、その後たまたま横浜に行くことになり、横浜在住のKさんをお呼びだてしたわけです。クマさんとは平塚でお別れしました。本当に美味いと云えるウナギでした、Kさま、御馳走様でした! 

 そんな事情があり、もうお昼過ぎでも私達は平気なわけです。多分Kさんはお腹もすいていらしゃる筈。彼女達は早速見つけましたね。反対側のホテルのLounge。でもまだ 昼過ぎの1時を過ぎた頃。人が並んで待つています。 でも外で待つよりは中で待つほうが涼しい筈。躊躇わず中で並びましたよ。
 そのうち私達を見たウエイターが寄って来て、「もし、喫煙室でも宜しかったら。」と、店の一番奥の室に案内されました。 私達、誰も煙草を吸う人は居りません。先ずは早く何かにありつければ文句はありいません。でも、周りは喫煙者ばかり。ここには家族連れでははいれませんよね。

 オーダーを取り 私は皆とは別にビールを避け、ジントニック1杯にしようと拘りました。何故て年寄りです。トイレを探すひどい目に逢わずに迷惑をかけたくない思いがあるからです。食べるものも皿一杯に盛られている物は駄目、見るだけで手が出ません。
 一方、女性3人は よく飲み、よく食べています。3人のおしゃべりの会話は、見てるだけで楽しい蘊蓄を傾けた遣り取りで、私も合い間を縫って口を挟んで繋ぎ目役でした。

 喫煙室の隣に座った青年三人は凄いヘビースモーカー。そして話すと云うよりは怒鳴っています。もう出て行きたく彼女達の顔色窺うと、流石Aさん、気づいてくれました。 彼女の「もう 出ましょうか?」 の 一言で三人は立ちあがり、すぐにレジに向かいました。
 気を見るのに敏なのはただの女性達とは違いますね。私は彼女達に御守されて平塚、横浜に連れてこられた老人です。わがままでもいいかと思っている勝手な男です。みなさん、ありがとう。

 港湾の桟橋に行きかけて、何故か氷川丸の船体が気になります。もう十数年前この看板に上がり、何かを飲んでいた頃を思い出します。仙台の津波で日本の原子炉が浸水しこの騒ぎ。氷川丸は今の横浜 観光記念船で人を呼び込んでいます。「昔は昔、今は今」感慨無量の言葉が象徴的で心をゆさぶります。

 Iさんが遊覧船に乗りたいと柵のある桟橋にもう人が並び始めました。何処でチケト売ってるの? 見回したらもうKさんが窓口で皆の切符を買っているではありませんか。

 Kさん「早く、早く、船はもう時間どうりでますよ。」矢張り地元横浜子ですね。遊覧船の横腹に大きく「SEE BAS」と書き込まれてます。海のバスにしては スペルが違う。そんな詮索をしている時間はありません。船板を踏み中へ。私には 行く先きも ただ海をまわって来る観光なのかさえ判然としません。 

2011年7月12日火曜日

皆様へお礼













 35年間営業してきましたThe 黒船屋の閉店に際し、私達そして店のためにたくさんの皆様にお越し頂き、ありがとうございました。

 店は耐震工事のため、取り壊すことになります。店はダンボールだらけ、グラスも酒瓶 も、椅子ももうありません。ガランとした 倉庫となり、もう黒船屋の面影はありません。

 でも皆さんが撮ってくれた写真が集まれば、ああ こんな店だったんだ とわかってもらえますよね!

 開店の時に娘が生まれました。出産のあの日も大変でした。お祖母ちゃんに怒られましたね。

「こんな日に重なるなんて、貴方達 子供の作りかたも 下手なんだからね! 」

 忘れられない 一言です。

 皆様、とっていただいた写真がありましたら、是非、私までメール等でお送りいただけますと幸いです。送付先はこちらまでお願いします。
nobuohorie@gmail.com

 店はなくなりますが、何かの形で人が集まれる場所を持ちたいと思います。ブログは引き続き続けていきますし、私たちは同じ場所に住んでおりますので、誘い出してください。

 ありがとうございました。