いよいよそれぞれの想いの染み込んだお店の解体工事が始まりました。長い間のようで短くもあった35年間でした。これからの年金生活はつつましく、ひっそりとした日々となります。 ママ
解体工事が始まり、1階はほとんど解体され剥き出しになり、今は電気、水道の整備中です。外に出るにも、階段から靴を履かなければ抜けられません。埃と木屑の山を通り抜けるからです。東京も寒くなり、雪が降るとか。寒いのは苦手だけど、風邪をひかずに元気にフランス語の学校、ヨガと行っています。
解体中の写真を拡大してみるとなかなか素敵。カンウターを少し奥へ引っ込めさせますから、店は少しゆったりするとおもいます。
入口に和風の引き戸が、懐かしい日本を蘇らせるでしょう。
大和は 国のまほろば
たたなずく 大和し うるわし
私が軍に召集された時、障子に陰を落とす松の影を見ながら、
「誰のために 戦争に行くのではない。
この、まほろばの国を護るため。
天皇の為ではない。」
と固く決意したことを思い出しました。
「ザ黒船屋 一代」 「ザ」がなければ、野良猫でも黒猫でも構わない思い出を作った店でした。
みなさん、ありがとう。
マスター