2010年7月28日水曜日

Vienna ウィーン旅行


 若い時、熱にうなさられたように、オスカーワイルドの刺激的言葉の虜 になっていました私は、この歳になって初めてオーストリアにやってきました。ハプスグルグ家がマジゃール貴族と妥協し、1867年ハンガリー大国の建設を認め、国君連合 、オーストリア皇帝がハンガリー王を兼ねることに成立しました二重帝国です。

 私のヨーロッパのイメージはあの世紀末のアート、文学。勿論、音楽はやはり、あのベートーベンもウィーンで逢うのも恐れたモーツァルトが主流でしたね。ベートーベンがウィーンに来た時は、すでにモーツァルトは他界して居たそうです。

 ステファン大寺院、女帝マリア テレジアの夏の離宮。華麗なるロココ調のボヘミアンスタイル。快楽と哀愁に、霧のような吐息。そこで何が行われていたのか。

 「上流社会を飾る芸術は、下層階級に巣食う犯罪に似ている。
  芸実も犯罪も、どちらも異常な官能を刺激するところが似ている。」

 石畳の裏路のすき間にはまだ前世期の馬車道、ひずめの脚跡を覗き見してきました。

2010年7月13日火曜日

画集の発送案内

 画集ですが、度重なる確認及び修正作業とテスト印刷のために遅れ遅れになっています。今回のテスト印刷が最後となり、8月の第1週に完成版が届くことになりました。もう少々お待ち下さい。

 取り急ぎ報告まで。

2010年7月9日金曜日

ウィーンの夕立


「ビィエナの夕立

 誰もが ボンソワール  

 思っても いない 俄か雨

 あなたは旅行者なのさ。

 bonsoir! bonnuit !
 tu`nespa change A plus !」

 俳句をムシュウ ヘルムート氏に書きかけてこんな断片・・・
旅行のご報告です。スイス、オーストリアと10日間の旅に出ていました。 

ウイーンの旧市街の石畳を歩き、この時間の俄か雨。
凄い粒の全て流し去ろうとするかのように傘を開く暇もない。
毎日、買い物に出歩くあの人達。
もうご存じのはず。
若い男女は小さな傘に抱き合ったまま、
雲間の太陽を自分たちを邪魔しないで顔見せないでねと濡れた肌を絞るのさ。
街の店前の御常連。
ソフトクリィームを食べ終わりもしないでもう通りの真ん中を歩き始めるのです。

 この七月の夕方の熱気は、まるで日本の夏並みなのですよ。

 旅行記のブログは少しずつまた書き始めます。
取り急ぎ報告まで。