2011年10月2日日曜日

ワシントン ナショナルギャラリーへ行こうよ! その2

「ワシントンナショナル ギャラリィーって何処?アメリカ!え?日帰りで?」
「地下鉄日比谷乗換ですよ。」
「六本木じゃあないんだ。」
「乃木坂です。」

「昔、乃木坂に初めて行った頃は、何もない街で乃木神社を見ただけです。乃木坂辺りではいい男だった と言われたもんだね。」
「いいえ、その歌詞は間違っています。こうです。『それでも乃木坂あたりでは  私はいい女なんだてね』」

「Aさんには かなわないですね!」
「もう、降りますよ。」

 地上に出るまでの階段の長いこと。やっと外に出ましたが、其処はまるでビルの屋上の様です。熱い! 真っ直ぐ数十歩行くと、又、目の前にビルの正面入り口ではありませんか。

「ここが私達の行き先、国立新美術館です。」  

 まだ中には入ったわけではないのですが、国立です。立派な構造を持った建築に違いないでしょう。でも このネーミングの付け方。新装開店の飲食店じゃあるまいし、何世紀も先迄も念頭に美術品を所蔵しなければならない美術館ですよ。名前を付けた役人が自分の生きてる間の矜持だけを念頭に付けた、この国立新美術館。 
 
 まずはこの耐えがたい直射日光から逃れたい。美術館の中に3人ではいりましたよ。私はIさんが買っておいてくれました入場券を渡されていたものですから、外の入場券売り場の長いあの暑い日差しに嘆くこともなく入ることができました。ひとえに彼女のおかげなのです。
 3人は広々としたロビーに満足できました。ロビーにはテーブル、椅子、老人 、若い人、車いすの人、子供達。ここが新美術館!

 先ずは座りましょうと他人を交えず3人だけが勝手に座れるテーブルを見つけ、私が持ってきた『青柳』のロールケーキ、瓦煎餅、珍しく買った金平糖を3人分ぴったりさげてきたのです。あとは水。食べ終われば、後は手洗いに行き、さて打ち合わせです。
 展示場を何時間で出てくること。印象派、其の後の絵画印象派。もし美術誌を何冊も広げて見るように歩きまわったらそれこそ半日は過ぎるでしょう。そこで、決めました。1時間半で出口で待ち合わせ。館内は お互い勝手!各自の好み、お好きなように、印象派 前期 中期 後期と部屋は 右 左 横 と人波に 揉まれ人の列どうりには決して歩きたくはありません。

 6月の何時だったか。私達この3人、ドガ展にもいきまいた。そして何となく不自然に感じたことは、 ドガ セザンヌも印象派の枠に分類されていました。1800年代と言えば半世紀前迄では、未だあのドラクルワーも現存して活躍していました時代です。

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