
フー君。お前の絵を描こうとコンテで見つめると、君はいつもポーズをとって動かないでいてくれたよね。
でも、あの時は驚かされました。十月の終りごろだったよね。 三階の剣道具が置かれている隅で、籠に布団をいれてもらって 力無く休んでいたとき、パパが紙を広げて、何か描こうとしていたら、急に起き上がり私の前に来て、「描いてよ」とポーズを取ろうとして、上手く座ることができず。すぐヨタヨタして、ポーズをとれず、尻尾で重心を取ろうと尻尾を身体のまえに巻込んでよろけて、パパは上手く書けなくて。
この絵は没にしようとしたら、ママが額にいれてくれたので、今、パパの画集に入っていますよ。元気だった頃のフー君。弱っていても、私の不器用な絵にフーが華を添えてくれましたよ。
パパはまだ元気でいられるけどさ、先にいった人、君はそれなりに 次元を変えただけ?残された人はいっつも現在を生きていかなければ、それは何時も現在が人生だから。
Mを泣かせないでね。お休み、フー。
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